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『南風窓』腐敗取り締まりの後半戦

 

2014年10月8日

 第18回党大会から現在までの腐敗取り締まりは、著しい成績を収め、役人に「腐敗への恐れを抱かせる」という当初の目標を達成した。そして、この段階を腐敗取り締まりの前半戦と呼ぶことができる。さて、後半戦では何に着手するのか? それは政治環境をさらに浄化し、有効な規制と監督権力による「新たな常態」を築き、今後新たに登用された者が「腐敗に手を染めることができない」状況を確保することだ。

  望ましい政治環境を形成するには、「党内民主」を発展させること、そして党の制度改革を深化させることが必要だ。民主の欠如によって、幹部への昇進が少数の者たちによって決められるなら、必然的に役人たちを高級幹部との関係構築に走らせてしまう。それゆえ、権力に対する監督主体の多元化を進める必要があり、上位の者が下位の者を監督する以外に、その逆による監督や横割り的な権力の監督も実施すべきだ。

 

人民中国インターネット版 2014年11月

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