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『三聯生活週刊』スモッグ

 

 

2014年11月24日  

 中国では都市によって産業が異なるので、スモッグ発生の原因もさまざまだ。例えば、河北省では石炭燃料、北京では自動車の排気ガスが主な原因であり、天津で発生しているPM2.5には、建設現場のほこりが最も多く含まれているという。そのため、スモッグ対策も地方の具体的な状況に合わせて講ずる必要がある。河北省では、汚染源である石炭燃料の大半が火力発電に使用されており、大気汚染物の排出を削減する上で重要なのは、発電所の石炭燃料からの脱硫に取り組むことだ。そして自動車の汚染対策は、石油会社のガソリン品質と自動車会社のエンジン技術に左右されるところもあるが、車の保有者が三元触媒を定期的に取り替えることも大切だ。それゆえ、排出削減の責任は企業や政府だけでなく、一人ひとりの市民も果たすべきものだ。

 

人民中国インターネット版 2015年1月

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