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『三聯生活週刊』遊び──われわれに足りない心の財産

 

 

2015年6月1日  

  「遊び」ほど子どもの脳を活性化させるものはない。子どもたちは、クレヨンで絵を描くときに色彩の組み合わせを習得し、積み木でお城を積み上げるときに構造と安定性について理解していく。こうした自発的で気ままな遊びは、子どもたちが自分の周囲の世界を理解する最も基本的なパターンだ。さらに、彼らはそこから限りない喜びを感じ取っていく。しかしながら今日、「遊び」が危機を迎えている。子どもたちのますます多くの時間を、学校が占めるようになっているのだ。より安全的な環境を作り出すために、さまざまな規律や秩序のある遊び(例えば野球の試合、体操の授業)が気ままな戸外の遊びに取って代わってしまった。こうした変化は、子どもたちの独立心や冒険心、探究心の欠乏を招き、想像力も低下させている。ますます多くの保護者が、自由な遊びこそ子ども時代の欠かせない経験であると意識し始めている。

 

人民中国インターネット版 2015年7月

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