『最後的耍猴人』
馬宏傑 著
『最後の猿回し師(仮訳)』
農閑期、出稼ぎの猿回し師が大道芸を演じる風景はかつての中国でよく見られたが、いつの間にか消え去った。この古い大道芸は現代社会とは相いれないようで、猿回し師は猿を連れたままでは公共交通機関や宿泊施設を利用できず、猿回しを行う時にはよく人々に誤解されて追い払われる。本書は最後の世代の猿回し師に関する写真集だ。著者は12年間にわたって河南省新野県の猿回し師たちに同行し、彼らの日常生活や放浪と野宿の大道芸生活などを写真で記録し、中国の現状と変化を伝えている。(浙江人民出版社 2015年3月 39.8元)
人民中国インターネット版 2015年6月