「世界の屋根」とか「地球の第三極」とか呼ばれる青海・チベットの青蔵高原。250万平方キロに及ぶこの大高原は、平均海抜が4000メートルを超す。
この高地に、今年7月1日、初めて鉄道が開通した。青海省西寧とチベット自治区のラサを結ぶ青蔵鉄道である。チベットには鉄道がないという時代は、ついに終わった。
しかし、酸素が薄く、厳しい気候の中で鉄道を建設するのは、容易なことではなかった。しかも希少生物の宝庫であるこの地域の環境と美しい自然を守りながら、工事は進められた。
本誌の取材団は、開通したばかりの青蔵鉄道に乗り、終点のラサに向かった。車内の様子や沿線から見える景観、鉄道開通後のラサの変化などを報告する。 (于明新 馮進 于文)
その1 列車で行くチベットの旅
その2 困難を極めた鉄道建設
その3 幸せと豊かさにつながる鉄路
人民中国インターネット版
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