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世界各地から「華商」が集う

 

今大会のテーマは「和」

 

今大会のテーマは「和」と決められた。

 

大会組織委員会の蒋暁松実行委員長(61歳)によれば、いまの中国は「和諧社会」(調和のとれた社会)を目指し、商業の世界では「和気生財」(和をもって財を生ず)が唱えられている。日本人も「和」の心を重んじている。「和を以って貴しとなす」という言葉は、日本でも中国でも使われている。だから大会のテーマに「和」が選ばれたのだという。

 

南京町は中国伝統の獅子舞で華商代表を温かく迎えた(写真・藤剣峰)
 大会組織委員会副主席の羅怡文さん(44歳)は、戦後、日本に来た「新華商」。1980年代に日本に留学し、その後、日本で事業を起こした。羅さんによれば、今の日本には、「老華商」と「新華商」がいて、その総数は60万人以上。「老華商」は主に飲食などサービス業に従事し、「新華商」は、この30年来、日本に留学や仕事に来て、貿易やIT関連企業を立ち上げて努力している。活躍の場は、中華街だけではなく、日本の各地に及び、中日間の経済の融合を加速し、両国の経済関係の発展に大きく寄与しているという。

 

今大会組織委員会主席で、日本中華総商会の黄耀庭会長(76歳)によれば、1868年に神戸が開港して以来、神戸港の取扱量は、対中国貿易がずっとトップ。関西地域と中国経済はますます深く結びついているが、今回の世界華商大会を通じて、さらに世界の華人経済圏との結びつきを深めることだろう。

 

大会では、2008年の北京オリンピックと2010年の上海万博の説明会が行われた。また、分科会では、環境・防災・医療の協力などについて中日両国の専門家が熱く議論を交わした。  (林崇珍)

 

  • 華商大会の歩み

 

 

開催地

第1回 

1991年8月

シンガポール

第2回

1993年11月

香港

第3回

1995年12月

バンコク

第4回

1997年8月

バンクーバー

第5回

1999年10月

メルボルン

第6回

2001年9月

南京

第7回

2003年7月

クアラルンプール

第8回

2005年10月

ソウル

第9回

2007年9月

神戸



 

 

 

 

 

 

 

人民中国インタ-ネット版

 

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