30年前の9月29日午前10時――これは永遠に史書に記載される時刻であろう。中日両国政府が北京で、『共同声明』に調印した瞬間である。この時を期して、半世紀以上に及んだ両国の対立と抗争、さらに「戦争状態」にピリオドが打たれ、両国の国交が回復した。中日両国の人々は喜びにわきかえった。中日関係の長期にわたる友好の一ページが開かれたのである。
30年来、中日関係の道はデコボコや曲折があったが、「友好」を奏でる主旋律が止むことはなかった。国交正常化当時の、両国の各階層、各団体の人々が果たした数々の努力に想いをはせ、さらに今日の中日関係を考えるとき、私たちは中日の友好と平和な環境をつくるために力を尽くしたあの「井戸を掘った人々」を忘れることはできない。
中日関係は「和すればすなわち利あり、闘えばともに傷つく」。知恵も能力もある中日両国の人民は、この新しい世紀に、引き続き中日友好協力の新たな「交響曲」を創作し続けていくに違いない。
その1 その夜、新たな歴史がひらかれた毛―田中会談を再現する
その2 回顧し、思考し、提言する
その3 蕭向前氏に聞く 正常化に向け前進、前進、前進を
人民中国インターネット版
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