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「AQUA」の新製品を紹介する杜鏡国ハイアールグループ副総裁(左)と中川喜之ハイアール「AQUA」セールス株式会社社長 |
中国の大手家電メーカー、ハイアールグループは15日、東京で記者会見を開き、日本にアジア統括本部と研究・開発センターを設立することを明らかにし、新ブランド「AQUA」シリーズの製品について発表を行った。この記者会見には内外180人余りの記者が詰めかけた。
「AQUA」の立ち上げによって、ハイアールの日本市場におけるダブルブランド戦略が展開される。「AQUA」は昨年、ハイアールが三洋電機から買収したブランドである。買収の際の合意によると、ハイアールは日本市場において、「AQUA」と「ハイアール」という二つのブランドを同時に運営することができる。ダブルブランドの運営はハイアールのイノベーションをカギとする市場拡充戦略を実現するものとなる。
また、ハイアールは大阪にハイアールアジアインターナショナル株式会社(ハイアールアジア本部)を設置、またハイアールAQUAセールス株式会社を設立し、日本をハイアールの研究開発、製造、販売の三位一体の海外拠点としていく。
ハイアールのアジア本部として、なぜ日本を選んだのかについて、杜鏡国・ハイアールグループ副総裁は、「『世界の家電王国』として知られる日本は、この分野で最も進んでいます。日本は成熟した家電市場でもあり、家電技術の指導者でもあります」と語った。
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人民中国インターネット版 2012年2月15日
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