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盛り上がる2007年青島国際ヨットレース(写真・鞠川江)
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8月24日、青島で開催された「グッドラック北京―2007青島国際ヨットレース」が、盛況のうちに閉会を迎えた。閉会式では、夏耕・青島市長、五輪ヨットレース委員会主席が「青島の、北京五輪を迎える準備は万端です」と宣言し、デビッド・ケレット国際セーリング連盟副主席は「2008年のオリンピックでまた会えるのを楽しみにしています」と世界のセーリング選手たちに熱く呼びかけた。
オリンピック前の総合テスト
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選手センター
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8月13日から24日の12日間において、青島は一足先に五輪モデル、五輪レベルでの2008年の盛況を体現した。世界49の国および地区の400名近い選手が参加、11種目のレースが行われ、五輪レベルの国際ヨットレースを実証した。イギリスチームは5つの金メダルと一つの銀メダルという成績を誇り、すべての種目に参加した主催国である中国チームが獲得したのは銀メダル一つのみではあったが、チームにとっては鍛錬のいい機会となった。
今大会は青島にとって並ならぬ意義があった。北京オリンピック組織委員会が決定した6項の総合テストのうちの一項および3項の五輪レベルテストのうちの一つとして、2007年青島国際ヨットレースは2008年北京五輪の最後の実践演習であった。
五輪レースに照らした五輪レベルに基づくテストには以下の6つが含まれる。1、レースの指揮系統。2、試合会場と各作業チーム間や会場運営と都市運営との間の指揮系統、サービス系統と作業プロセス。3、会場の施設、試合会場および技術系統。4、五輪種目別レースの手配のプロセスおよびサービス規範。5、作業チームの現場運営能力および会場周囲における警備チームとの協調。六、ヨットレース委員会職能部門と政府関連部門の警備能力。
オリンピック史上 最高のヨットレース会場
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全長534メートルのメーンの防波堤でもある埠頭 |
2008年北京五輪ヨットレース開催地である青島オリンピックヨットレースセンターは、かつて歴史ある造船所だった。五輪ヨットレースのために、青島は17億元という莫大な費用をかけてこれを立ち退かせた。わずか2年あまりで、近代的なヨットレース会場が出来上がった。センターの面積はおよそ45ヘクタールを占め、うち試合会場エリアは30ヘクタール、総建築面積はおよそ13万8000平方メートルに及ぶ。オリンピック村が年末に竣工するほか、現在、選手センター、測量ホール、陸上のヨット停泊エリア、進水スロープ、メディアセンター、管理センター、後方勤務保障センター、水上表彰台、メーンおよびサブ防波堤、五輪記念壁などの施設が、すでにこの大会で使用されている。これに対し、デビッド・ケレット氏は、「オリンピック史上最高のヨットレース会場」と絶賛した。
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