●琅岈台
琅岈台は青島市内からバスで2時間ぐらいかかる郊外に位置しています。湾岸高速で直接いかれますし、フェリーを利用して黄島経済開発区経由で行っても便利です。
琅岈台は3000年の歴史を持っていて、春秋時代の越王勾践はここで都を設立したかったそうです。いまでも彼を記念する望越楼と銅像があります。
紀元前221年、秦の始皇帝は諸国を滅ぼして、全中国を統一しました。山東省にある斉の貴族の反乱を抑えるため、3回西安から山東省へ視察にきました。泰山で封禅の儀を行い、琅岈台に来ました。土で山に高大な台を作って、海神と太陽神を祭る宗教活動を行いました。また、後世に自分の功績を伝えるため、琅岈刻石を作りました。本物は現在中国歴史博物館に保存されています。内陸育ちの始皇帝は海風景に感動され、ここで三ヶ月住んでいました。斉国出身の方士徐福は始皇帝と会って、「海上には仙人の住んでいる島があり、陛下の為、長生きの薬を求めに行かせてください」と報告しました。その当時,神仙説はとてもはやっていましたので、始皇帝はこの話を堅信して非常に喜んで、大量のお金を出して、船を作らせました。徐福は3000人を連れて海に入って、戻らなくなりました。結局日本に行って、住み始めたそうです。この話は司馬遷の史記に詳しく記録されています。ここは徐福の出発点だそうです。 頂上には台基遺跡、始皇帝石像、望越楼、勾践銅像、御路などの遺跡があります。海辺には船に淡水を提供するための地下水道も発掘できました。
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