「本音」で語ろう中日関係――中日の若い人による座談会

 

 

胡錦涛国家主席が訪日する。中国の国家元首としては10年ぶりの日本訪問であり、中日関係はこれを契機に、一段高い段階に進むことが期待されている。

 

中日関係の将来を支えるのは両国の若い人びとである。とくに、日本で学んだり、日本関係の事業をしたりしている中国の若者や、中国に住んで日々、中国の人々と付き合っている日本の若い人たちの果たす役割は大きい。

 

胡錦涛主席の訪日を前に、こうした若い中国人3人と日本人3人に集まってもらい、それぞれの「日本観」「中国観」について率直に論じ合い、今後の中日関係への期待を語ってもらった。

 

司会は、日本の国費留学生で、中国のメディアでコラムニストとして活躍している北京大学の加藤嘉一さんにお願いした。(以下敬称略)

 

と き 2008年3月23日  ところ 人民中国雑誌社

  司 会

  加藤嘉一(KATO YOSHIKAZU)

 1984年静岡県生まれ。現在、日本国費留学生として、北京大学国際関係学院に在籍。中国人民大学付属高校日本語教師。著書に『七日談~民間からの日中対話録』(共著、新華出版社)

  参加者

  笈川幸司 (OIKAWA KOJI) 

 1970年生まれ。日本大学卒業後、中国社会科学院研究生院で中 国語を学ぶ。帰国後、代議士秘書、漫才師を経て、再び訪中。2002年から清華大学などで教鞭をとる。中央電視台(CCTV)「日本語講座」、NHK、北京テレビに出演。『カリスマ日本語教師』の異名を取る。

  駒崎絵美(KOMAZAKI EMI)

 1975年、岩手県盛岡市出身。北海道大学大学院時代に中日メ ディア比較研究を専攻し、2005年に研究とメディア業務を兼ねて北京へ。現在、日本の生 活情報誌中国語版で取材、執筆、翻訳を担当。

  王田 (WANG TIAN)

 北京大学―早稲田大学双学位プログラム第1期生。現在、北京大学国 際関係学院修士課程1年、2008年4月から東京大学総合文化研究科に留学。アジアの未来 を模索するという観点から、内政・外交を含め、日本研究に取り組む。

  朱暁東(ZHU XIAODONG)

 高校卒業後日本に留学、一橋大学商学部を卒業。サッカーJリーグ事務局で4年間、Jリーグの長期プランニングなどの仕事を経て欧州でスポーツ・マネージメントを勉強し、2003年に「OCEANS」を設立。

  宮下匠規(MIYASHITA TAKUNORI)

 2004年度北京テレビ外国人中国才芸大会優勝。北京テレビと国土交通省が主催した"Yokoso! JAPAN" キャンペーンでリポーターを務め、日中文化交流推進会の講師として、ストリートダンスの講義を行うなど活躍中。

  錇錇(PEI PEI)

 広西チワン族自治区出身。大学院日本語学部卒。電通中国スポーツ分室プロジェクト・アシスタント。愛知万博中国パビリオンの親善大使を務めた期間中、日本の人々が北京オリンピックと上海万国博を心から応援していることを知って感動。現在、スポーツイベントを舞台に、中日文化交流の促進に励む。

 

 

その1 「私と日本」「私と中国」

 

その2 互いに相手を知り合おう

 

その3 胡錦涛主席訪日に期待するもの

 

その4 中日関係はこれからどうなる

 

 

人民中国インターネット版

 

 
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