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この30年間で、北京の不動産業は飛躍的な発展を遂げ、市民の住宅面積は大幅に増えた |
昔、唐の時代、四川・成都に住んでいた詩人の杜甫は、ある夜、強風で茅葺きの家を壊された。雨漏りのため眠れない長い夜を過ごした杜甫は、世の中にたくさんいる貧しい人々に想いを馳せ、こう詠んだ。
「安得広廈千万間 大庇天下寒士倶歓顔」(千万もの広い家があったなら、天下の貧しい人をそこに入れ、ともに喜びたいものを)
しかし、貧しい人たちがマイホームを持つことは、長い間、夢のまた夢であった。
新中国が成立した後、とくに「改革・開放」以来、苦難に満ちた模索や努力、改革を経て、ようやく「広廈千万間」が現実のものとなった。都市では高層住宅がニョキニョキとそびえ立ち、農村では農民たちが自分の家を建てたのである。
狭い住宅のつらい思い出
苦の果てに楽が来た
家が買える時代に
農村の住宅状況も変わった
もっと庶民向けの住宅を
(丘桓興=文 魯忠民=写真)
人民中国インターネット版 2009年3月12日
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