上海万博に交流の素晴らしさを伝えたい  
 

文・岡田紘幸 写真・和田英士

2009年3月、「日本と中国、若者の未来の架け橋へ」をテーマに、日中国際親善協会中部支部という団体を立ち上げました。本部は東京に置き、中部の愛称は「チャイナル!日本」にしました。2010年の上海万博を迎えるため、「チャイナル!日本」は、今年、「上海万博にエールを!」を合言葉に、交流会や勉強会などいろんな企画を行っています。

柴田麻美さん
10月31日、愛知県長久手町の愛・地球博記念公園にて野外イベント「国際交流~ハロウィンイベント~」を開催した。その主催者「万博村の会」の代表・柴田麻美さんに話を聞きました。

岡田:お世話になりました。ハロウィンイベントの感想は?

柴田:皮膚の色は違っても、仮装して笑って交流ができる場を作りたかったの。その通りに進んだことが嬉しかったですね。愛知万博閉幕後に立ち上げて、約4年間かけてひとつ形ができました。これからがスタートです。これからも「人と人とが気軽に交流できる場所・空間作り」を目標に、愛知万博会場跡地の公園関係各所と話し合い、イベント等を開催しながら、あの感動の場所を再現、持続して行きたいです。

岡田:では、愛知万博の思い出は?

柴田:万博は家の近所だったので、「アフリカ館へコーヒーを買いに」など、ちょっとだけの入場も含め56回通いました(笑)。万博スタッフとも気軽に、仲良くなっちゃいました。飛行機に乗らなくても、世界旅行している感じ。ぜいたくでしたねー。

イベント最後には全員でフォークダンス

上海万博のPRで私たちもステージに

岡田:来年の上海万博への期待はありますか?

柴田:国境、文化、年齢、性別を越えた人と人との触れ合いができた愛・地球博。他人同士が閉鎖的な時代の中で、初めて会った人とも気軽に会話し、交流の輪を広げられた万博会場は不思議な空間でした。閉幕後、人々の中にある「交流の場が無くなる不安」「落胆や悲しみ」を何とかしようと、立ち上げたのが「万博村の会」です。愛知万博のイメージを持って、上海にも交流の素晴らしさを伝えたいですね。ぜひ愛知での交流した様子を伝えたいな。「踊って!」と言われたら、踊りますよ(笑)。

岡田:ありがとうございました。イベントお疲れさまでした。

岡田感想

「国際交流は1対1で行われる交流。文化や言葉の違いはあるが、人と人との交流が先端技術の紹介以上に大切だと思う」と語る柴田さん。上海万博での交流の際、ひとつ参考になりませんか。

柴田麻美略歴

「万博村の会」代表、主婦。地元テレビ局の受付や映画制作関係の仕事から、約4年間のアメリカ生活を経て、現在まで愛知万博会場近くの愛知県長久手町に在住。

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人民中国インターネット版 2009年11月11日

 

 
 
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