上海万博執行委員会執行主任・万季飛氏 万博について語る
上海万博執行委員会執行主任・万季飛氏 万博について語る
今年の政治協商会議では、まもなく開催される上海万博に委員たちが関心を寄せている。全国政治協商委員、上海万博執行委員会執行主任、中国貿易促進会会長・万季飛氏は政治協商会議のグループ討論のなか、「万博は世界を見るものである」という観点を提案した。
万季飛委員は、まず全員に向けて、万博の各項目の準備業務がすでに基本的に軌道に乗っていることを紹介した。「万博が我々世代において実現できることを幸運かつ誇りに思う」と万委員は語る。
万季飛委員は、万博は、経済、科学技術、文化領域のオリンピックであるとされ、出国せずして世界を万遍なくみることができる。展示の場であるだけでなく、それを学習し参考にするチャンスである。万博では中国のイメージを提示するだけでなく、世界を見るチャンスを大事にすべきであり、世界各国の先進的な発展経験を参考にすべきである、と述べる。
「近年、中国の経済は発展し、国際的な地位は上昇している。けれど、中国と先進国の間には、大きな距離があることを冷静に認識すべきである。全国の一人あたりの平均収入は、世界ランキングにおいて依然として後位であり、単位GDPエネルギー消耗がまだとても高く、我々自身が経済社会の発展の要時期におり、矛盾は少なくない。同時に、我々は、資源、環境、気候などの挑戦を受けている」と万委員は語る。
万委員は、上海万博では、中国はじゅうぶんにこの国際的なステージを利用し、世界各国の成功した経験を広く吸収し、世界各国とともに人類の持続的発展の道を探る、としている。(文=王焱 写真=王丹丹)
人民中国インターネット版 2010年3月7日