間もなく開幕する第11期全国人民代表大会(全人代)第5回会議と第11期全国政協第5回会議に国際社会は強い関心を寄せている。第12次五カ年計画と各改革を引き続き推し進める年である今年、海外各方面は特に経済、民生問題に議論の焦点を合わせている。
ロシア・露中経済貿易協力センターのセルゲイ・サナコエフ主任は「中国経済はすでに世界経済成長の重要なエンジンとなっている。世界金融危機が深刻化し、中国経済のモデル転換が盛んに議論される中、両会が世界にどのようなメッセージを発するかが強く注目されることは間違いない」と指摘する。
英BBCウェブサイトに先日掲載された記事は、就業と戸籍を連結しないという中国の新政策を積極的に評価。「現在存在する都市と農村の不平等の解消に向けた中国政府の努力をはっきりと示すものだ」と報じている。
スペイン紙レベリオンは同国の中国問題専門家フリオ・リオス氏の「中国は経済成長、社会的不平等の解消、環境問題の解決、政治的安定の確保などで驚異的な進歩を遂げた。両会によってこうした問題の解決プロセスは引き続き加速する」との発言を報じている。
「人民網日本語版」 2012年3月2日
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