実体経済の発展に力を入れる必要性を強調
北京で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)第5回会議で5日、賈慶林・全国政治協商会議主席が北京代表団の審議に参加した。賈主席は代表らの発言を聞いた上で討議にも加わった。
郭金龍、王雲峰ら各氏の発言を聞いた後、賈主席は、温家宝総理が同日行った政府活動報告について、「科学的発展という基調と経済発展パターンの転換という主軸が貫かれ、『穏中求進』(安定の中で進歩を追求する)路線が強調されていたほか、国民生活を保障・改善し、社会の公平・正義を促進する政策的舵取りも見て取れた」とし、「現実的だが向上心も失わない元気付けられる見事な報告だった」と評価。
さらに経済発展パターンの転換と経済構造の戦略的調整について、「長期的なプロセスであると同時に、今最も差し迫った課題でもある」と指摘。「製造業を中心、中小企業の発展を基盤、技術革新力の強化を支えとする方針を貫き、人材と資金が実体経済に流れるよう促して、実体経済と資本経済の関係をうまく取り持つことにより、資本経済を実体経済の支えとする必要がある」と実体経済の発展に力を入れる必要性を強調した。
「人民網日本語版」2012年3月7日
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