全人代代表で中国工程院院士の鐘南山は、大気汚染整備への関心こそが民生への関心につながり、空気の質を改善することで人々をさらに健康にし、子孫代々までその恩恵をもたらすことのできる、素晴らしいことであると語った。健康に関しては、適切な飲食、たばこや酒を控えること、適当な運動をすること、早期予防・早期治療などの要素以外に、さらにグリーンな環境、特に直径2.5ミクロン以下の「細顆粒物」やオゾンに注意する必要があると彼は考えている。彼はスモッグの天気の日には、診察にやってくる患者数が10~15%増えるという、国外の研究結果を例に挙げた。
鐘南山代表は、監視・測定スポットを今年全面展開し、重点区域に防除措置をとること、産業・エネルギー構造の優良化、工業汚染と自動車排出ガスの整備、畑を林地に戻すことなどによって、全面的に省エネ・低排出・生態改良の措置をとることを建議している。
人民中国インターネット版 2012年3月8日
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