全人代代表で、中国音楽学院声楽科の呉碧霞教授は、文化の発展は経済価値の創出を主要目標、ひいては唯一の目標にすることはできない、文化発展の根本目標は幅広い大衆に奉仕することだと述べた。
現在、中国では各種公演の平均的入場料が450元(1元は約13円)、高いものになると1200元もする。平均価格の450元は低所得者、中所得者の平均月収のそれぞれ22.5%、13.6%に相当し、ロシアや米国などをはるかに上回る。入場料を適正な金額に是正することは、多くの民衆にとって利益がある。
彼女は、文化発展のためにはまた民族文化芸術遺産の継承と発揚を重視すべきだとしている。同時に、各地の方言の重視と保護を呼びかけている。方言は文化の源泉であり標示的な媒体であり、方言がなければ地方劇や地方演芸、民謡もないという。
人民中国インターネット版 2012年3月8日 |