会議終了後に、甘粛省の全人代代表が温家宝総理にとうもろこしを贈った

3月6日午前、温家宝総理が人民大会堂の甘粛ホールで甘粛代表団の審議に参加した。

ボウナン族の馬暁琴代表は温総理に、中央と国家の関係部門が、辺境の少数民族貧困地区の貧困脱出問題、とくに少数民族地区の教育の発展支援にさらに注目することを希望し、そして、大河家鎮から銀川郷にかけての黄河沿いの快速通路プロジェクトに、温総理の配慮と援助をいただきたいと提言した。

チベット族代表のジャムヤン・ルオサンジュメイ・トゥダンチェジニマは、温総理に、作業の進展に基づいて、それに関係する計画やチベット援助プロジェクトに必要な補充や調整を行い、経済成長方式の転換を重視して、民生工事にさらに力を入れてほしいと提言した。

李建華代表はさらに温総理に、河西回廊（甘粛省を流れる黄河の西側、長さ1200キロ、幅100キロの長い帯状の地帯）の生態保護を重視し、水位調整の際に河西回廊に多くの水を残しておいてほしいと伝えた。

温家宝総理は総括でこのように述べた。民生の保障と改善を西部大開発の第一の目的とする。教育・医療・社会保障・貧困補助開発などの方面の特定項目支出の重点を西部地区に傾ける必要がある。資源の利点を経済利点に変えるよう努力し、西部地区の自主発展能力を強めてほしいと希望する。生態環境を犠牲にした開発は決して行ってはならず、循環経済の発展に力を注ぎ、省エネや低排出を心がけてほしい。インフラ整備と生態環境保護を続けて推進し、西部地区の持続可能な発展能力を全面的に増強する。（ソース：人民網）

人民中国インターネット版　2012年3月8日