文・写真=孫雅甜
3月6日、全国政協第11期第5回会議の、「穏中求進(安定を維持し前進)、経済・社会を科学的に発展させる」をテーマとした記者会見が人民大会堂で行われた。この席で、全国政協常務委員で全国政協経済委員会副主任の厲以寧は、社会保険資金の株式投資運用について触れ、「株式投資は行ってもよいが慎重でなくてはならない」との考えを表明した。
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全国政協常務委員で全国政協経済委員会副主任の厲以寧 |
厲委員は、社会保険資金はほかの資金と同じように、遊ばせておくことはすなわち損失となる。しかし、運用するのは庶民が命を守るお金であり、老後に備えるお金だ。このため、運用する時には一連の規範化と、リスクを抑えるプロセスが必要だと述べた。
社会保険資金の株式市場での運用が可能かという点に関して、厲副主任は「株式投資は行ってもよいが慎重でなくてはならない」との考えを示した。これらの資金を運用する者の肩にかかる責任は重大だ。というのも運用に失敗すれば民衆から激しい非難を受けるからだ。このため慎重さが必要だ。
人民中国インターネット版 2012年3月9日
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