全国人民代表大会の代表を務める中国宇宙科技集団会社の張建恒副社長は、中国の宇宙事業が飛躍的な成長期に入っているとして、「新たな五ヵ年計画期間中、毎年およそ20回のロケットや衛星などの打ち上げを実施する」と明らかにした。
張副社長によると、昨年から始まった新たな五ヵ年計画期間中に宇宙科技集団会社が担っている任務は、衛星100基の打ち上げと軌道での安定的な運行の確保だ。打ち上げは年平均およそ20回実施される予定で、そのうち有人宇宙船の「神舟9号」は今年6月から8月の間に打ち上げられ、初のドッキングを行うとされている。
張副社長は、「頻繁な発射と飛行試験は、これまでにない大きな試練になる」と述べた。
なお、2011年、中国は、運搬型ロケット長征の宇宙飛行を19回行ったと同時に、衛星19基、宇宙船「神舟」1基などを打ち上げた。打ち上げ回数としては、初めてアメリカを追い越し、年36回の打ち上げを実施したロシアについで世界第二位となった。
「中国国際放送局 日本語部」より 2012年3月11日
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