中国人民政治協商会議第11期全国委員会第5回会議の第4回全体会議において、全国政協委員の賀定一は、「マカオを世界観光レジャーセンターにすべく建設に力を入れよう」という議題提案を行った。
賀定一委員は、国の「第12次5カ年規画」(2011~2015年)で「マカオの世界観光レジャーセンター建設を支持し、経済の適度な多元的発展を促進する」計画が発表されたが、これはマカオ経済の発展に新しい動力をもたらすと同時に、経済の適度な多元的発展と、マカオの長期にわたる繁栄の保持と安定に重要な意義をもたらすものであると語った。彼女は、「一国二制度」はマカオ特別行政区の核心競争力の強みの源であると考えている。マカオ返還後、マカオの経済・社会の発展レベルは著しく上昇し、特に観光業はレジャー産業に主導され発展を続けている。
マカオが世界の観光レジャーセンターになるための全体要求との距離を縮めるため、そしてマカオが中国と西洋文化の融合した、環境が整い、完全な法制をもつ、先進的な社会管理がなされた住みよい都市をめざすために、賀定一委員は以下の5つの提案を行った。
第一に、マカオが世界観光レジャーセンターに関する構想を支援し、中央政府が関係する産業・人材・都市計画などの政策を制定するために提案を行い、強力なサポートを提供する。第二に、マカオが世界観光レジャーセンターのスペースを拡大するための調整をおこない、地域協力を強め、広東とマカオの緊密な協力という新しい局面を開く。第三に、マカオの世界観光センター建設を助ける力を結集させ、中央政府の統制のもとで、内地とマカオの観光における協力メカニズムを打ち立てる。第四に、マカオ特別行政区は実際の状況に基づいて、地域の共同発展を目標とし、現地住民の生活の質をアップさせることを前提にして、国際的観光レジャー都市の管理や建設など多方面における合理化を絶えず行う。第五に、人材の育成を重視し、人材の素質や能力をアップさせ、特別行政区の発展に人材という面から保障を行う。
人民中国インターネット版 2012年3月14日 |