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中国――日本 友好の絆④ 浙江

 

多種多様な青少年交流

紹興市中等専業学校(日本の専門高等学校にあたる)2年生の周単漁さんにとって、2012年1月5日は忘れがたい日となった。この日、同校には静岡県浜松工業高等学校から11人が訪れ、周さんは幸運にも日本人の高校生と一緒に作業をすることができたのだ。初めて日本人と交流した周さんは、「日本の生徒は清潔でさっぱりした服装をしていて、作業にもとても真剣に取り組んでいました」と話す。現場作業が終わった後、周さんは自分で作った金属の花瓶を日本の生徒に贈った。しかし、「製作時間が短すぎました。本当はもっときれいに、もっと複雑な技術で作れたのですが」と、少し残念そうだった。

紹興中等専門学校の染色仕上加工作業室を見学する静岡県立浜松工業高等学校の西岡孝浩校長(左から2人目)一行(写真提供・紹興中等専門学校)

娄華水校長の紹介によると、静岡県浜松工業高等学校はネットで紹興市中等専業学校の情報を見てその化学工業科に興味を持ち、両校の間で交流を行いたいと連絡してきたのだという。この交流は、浙江省が昨年打ち出した「千校結好(世界各国の学校千校との交流を進める)」プロジェクトの成果の1つだ。

浙江省は、以前から中日青少年交流を重視してきた。1980年代後半から、浙江省対外友好協会は浙江省青少年民族芸術団を静岡県に派遣、県内の各小・中学校で巡回公演を行ってきた。芸術団はこれまでに10数回派遣され、観客数は延べ20万人余に達している。日中友好協会の村岡久平理事長は、これほど長期的、持続的な交流プロジェクトは日本でも唯一のもので、日中両国民間交流の模範であると評価している。

そのほかにも、浙江省と静岡県は中日青少年サマーキャンプ、国際青少年卓球友誼大会などの活動を行ってきた。2004年、浙江省対外友好協会は青少年交流を支持するために、「中外青少年交流基金」を創立している。(張春侠=文 劉世昭=写真)

 

人民中国インターネット版 2012年4月

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