麻薬吸飲禁止と麻薬吸飲矯正措置を実行に移し、麻薬吸飲者の増加を抑える
人民大衆に対する麻薬の侵害を根本からなくし、麻薬吸飲者の生命を救い、麻薬違法犯罪活動を押え止め、最終的に国内の麻薬消費問題をなくすため、中国政府は一連の厳格な麻薬吸飲禁止と麻薬吸飲矯正措置をとった。1995年1月12日、国務院は「麻薬吸飲の強制矯正に関する規則」を公布した。この重要な法規は、法によって麻薬吸飲禁止と麻薬吸飲矯正活動を繰り広げ、公民の心身の健康を守り、麻薬の消費を押え止める上で、きわめて重要な役割を果たした。同「規則」は、麻薬を吸飲、注射して中毒した者に対し、行政措置に頼って、薬物・心理治療と法制・道徳教育を強制的に施し、中毒症状を取り除くように援助すると規定している。各地の政府は公安、司法、民政、衛生などの諸部門を組織し、末端組織と広範な国民に頼って、麻薬吸飲の強制矯正と矯正所から出た者に対する援助教育活動を繰り広げた。1997年末現在、全国に麻薬吸飲強制矯正の場所が合計695カ所あり、ベット数は7万7000余床で、18万3000人の中毒患者の麻薬吸飲を強制的に矯正した。麻薬吸飲矯正所が86カ所設置され、9万余人が麻薬吸飲矯正のための教育を受けており、年間の麻薬吸飲矯正能力は5年前と比べて3倍以上増強した。雲南、陝西、甘粛などの省は麻薬吸飲を強制的に矯正する面で若干の成功をおさめた経験を積み、多くの地方は麻薬吸飲の強制矯正と麻薬吸飲矯正所の管理について実行可能な具体的規定と規則を制定した。内蒙古自治区の包頭市などは全社会が麻薬吸飲者を助け、教育し、麻薬再吸飲率を上げる面で成功の経験を積んだ。少なからぬ省・自治区・直轄市はまた麻薬吸飲者に対し調査と登録を行い、麻薬吸飲者の状況を基本的にはっきりさせ、麻薬吸飲矯正活動を突っ込んで展開するための基礎を固めた。
人民中国インターネット版 2012年6月21日