南部地域を巡るルートは黔南プイ族ミャオ族自治州にある。カルスト地形上に残る原始林の生態環境とプイ族、シュイ族の文化が特色。最も有名な観光地は世界自然遺産の「中国南方カルスト・茘波」。
おススメ旅行ルート |
貴陽市 |
貴定県 |
【音寨】【洛北河下り】 |
福泉市 |
【古城壁】【葛鏡橋】 |
都匀市 |
【斗篷山】 |
丹寨県 |
【石橋伝統造紙】 |
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三都シュイ族自治県【怎雷村】【水各村】 |
茘波県 |
【世界自然遺産】【水書博物館】 |
平塘県 |
【掌布国家地質公園】 |
長順県 |
【杜鵑湖】【白雲山】 |
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丹寨県の伝統造紙法で生産された色つきの紙、彩色宣紙(項新平) |
音寨 |
600年以上の歴史を誇るプイ族の村。伝統的な民家は山を背に川に臨んで建てられており、今なお過去の姿をとどめている。貴定県に位置し、貴陽市からは50キロほど。 |
福泉古城壁 |
1381年に創建された城壁で、全長は4700メートル。四方の門も残されており、「貴州省の小八達嶺」と呼ばれている(八達嶺は北京市郊外にある万里の長城の中でも最も有名な観光地)。 |
葛鏡橋 |
福州市の東3キロに位置する。400年以上の歴史を誇る。建造は困難を極め、30年の歳月が費やされた。中国の橋梁建設史上に残る名橋として有名。 |
石橋伝統造紙 |
丹寨県の北17キロに位置する。村民の多くは中国画のための紙の生産に従事している。古代からの家庭工房方式を今なお残し、その技法は代々受け継がれているという。国家無形文化財リストに登録された。 |
怎雷村 |
300年以上の歴史を誇るシュイ族の村。三都県の中心地から41キロほど。村は山を背にし、前方の谷川に臨む。ふもとから山上まで棚田が連なる様は壮観だ。村全体の構造は極めて巧妙にできており、自然の地形を利用して住居と道がつくられている。村の食糧庫にも各戸から通じるようになっている。シュイ族の民俗文化と伝統建築を研究する上で大変貴重で、「民俗文化の生きた化石」とも呼ばれている。 |
水各村 |
水各大寨とも。三都県の中心地から南へ60キロに位置する。シュイ族の集住地で、民族の伝統的な祝日である「卯節」の発祥地。村の住居はすべて木瓦の屋根でつながっている。村の外には棚田が広がっており、典型的なカルスト地形が一望できる。 |
世界自然遺産・茘波 |
茘波樟江国家級風景名勝区と茂蘭国家級自然保護区は世界最大の面積を誇るカルスト地形上の原始林である。茘波樟江国家級風景名勝区は大七孔、小七孔、水春河などのエリアに分かれている。大七孔は原始林、峡谷、伏流、地下湖などを中心としたエリア。小七孔は水上に広がる森林が特徴、水春河は全長13キロの峡谷だ。カルスト地形、原始林、少数民族情緒が融合した魅力的な観光地となっている。 |
メ モ |
黔南プイ族ミャオ族自治州は面積2万6195平方キロ、2市・10県・1区を擁し、人口は406万、うち57%が少数民族である。州都は都匀市。 | |