斗角舞
「斗牛舞」とも呼ばれ、牛の角をモチーフにした民間舞踊。柳江上流の三都一帯のシュイ族居住地区に伝わる。斗角舞はふつう5つの蘆笙と5本の莽筒の伴奏で舞われる。蘆笙奏者は吹きながら踊り、最も小さい蘆笙がリードして踊りを進める。踊りで唯一使われる道具は竹ひごで作った牛の角である。踊り手たちはスカートの前部分に鶏の羽をあしらい、背中にはカラフルな色の織り布を羽織る。
ミャオ族の飛歌
ミャオ族の伝統歌曲の一つで、台江や剣河、凱里などの一体に伝わる。飛歌は祝い事や歓送迎などの際に歌われ、即興的に歌い上げる。
シュイ族の民歌
その形式によって単歌、双歌、蔸歌、調歌、詰歌に分けられ、内容によっても古歌、頌歌、生産歌、風物歌、風俗歌、酒歌、情歌に分けられる。
銅鼓舞
雷山県掌坳苗寨は銅鼓舞発祥の地。銅鼓舞は鼓手がリズミカルに太鼓を叩き、そのリズムの変化によって踊り手の動作や群舞の形が変化する舞踊の一つ。その特徴的な動作は形式によって6、7種類に分けられる。動作にはそれぞれ違ったステップとリズムがあり、趣が異なる。
プイ族の盤歌
盤県羊場郷に伝わるプイ族の盤歌は、プイ族の起源、発展、変化、移動を探る貴重な手がかりであり、口伝えにより千何百年ものあいだ歌い継がれてきた文字記録のない「プイ族の百科全書」である。 |