中国と日本を舞台に女優への道描く 国交正常化40周年記念映画 『女優』
光部愛 単涛=聞き手・構成 単涛=写真
中日国交正常化40周年を記念して制作された映画『女優』(副題 創造真優美的未来)がこの夏、中日両国で順次、上映される。
この作品は中国と日本を舞台に、出会いと別れを繰り返し、一人の「女優」へと変貌していく中国人女性と、彼女を取り巻く芸能界の人々の運命を描いたヒューマンドラマだ。
監督は、作家であり自らも子役として芸能界で生活が長い寺西一浩さん。これが監督デビュー作だ。主人公を厳しくも温かい目で見守る「大女優」役を演じるのは、ベテラン大女優の中野良子さん。1978年に中国で上映された映画『君よ憤怒の河を渉れ』で、高倉健さんと共演して大ヒットした。中国の中年以上の人なら、「中野良子」を知らぬ人はまずいない。
この作品制作のため、中国の庶民の社会で暮らし、肌で「中国」を感じた新進気鋭の監督と、運命的な中国との出会いから30年以上の交流を続けてきたベテラン女優の、この作品にかける思いと、これからの中日交流への願いを聞いた。
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人民中国インターネット版 2012年7月12日