友成控股有限公司総経理 許勇

 

中日友好のために誕生した

友成控股有限公司は中日合弁企業です。その創始者は高継勝です。1990年代初期、高継勝はある国営企業の経理をしていました。当時は中日友好の温かい雰囲気に包まれていました。中国は外資と技術の導入を切実に願っていました。高継勝は、日本へで研修する機会を得て、日本の日中友好組織の助けの下に、静岡県のプラスチック金型・部品を研究開発して製造する企業の友成機工を中国に呼び込み、1992年、杭州蕭山市で初の日系企業を創立しました。

「南巡講話」が企業を蘇らせた

当社は中日友好のために誕生した企業です。創立当初は市場のニーズを考慮に入れていませんでした。その結果、1992年から1993年の1年余りはほとんど業務がありませんでした。当時は中国の日本企業が少なかったために、日本の「高級品」に関心を持ち、受け入れてくれる中国企業は多くありませんでした。その結果、輸入した日本製のハイテク機器設備は、プラスチックの洗面器を加工するために使用することとなり、生産性はとても低かったです。しかし、1994年ついに機会が到来しました。1992年鄧小平の南巡講話後、外国企業は次第に中国に進出してきました。2年間の発展期を経て、数社の日本企業は中国の土地にしっかりと根を張りました。

1994年、友成控股有限公司は、杭州松下電器公司からの注文を受け、現地での部品組み立てが実現しました。日本の品質は保障があるので、松下は友成控股有限公司を選んだのです。その後1年間で392万元の年商を実現しました。

1995年、三菱、東芝等多くの日本企業が中国に進駐し、受注もますます増えて製造範囲も家電部品から自動車部品、エンジンへと拡大しました。そして会社は急速に発展し、中国杭州、蘇州、広州、長春にも会社を設立して、2010年12月に香港メーンボードで上場しました。

 

 

人民中国インターネット版
 
 
 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850