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国産大型旅客機に新たな進展 来年内に初飛行も

 

全国政治協商会議委員で中国商用飛機有限責任公司副総経理の呉光耀氏は3日、記者の取材に、「C919大型旅客機プロジェクトに新たな進展があった。今年はプロジェクトの発展段階の重要な年となる。現在、2014年内の初飛行に向け開発が進められている」と述べた。

「技術的にY10やARJ21などの開発経験はあるが、独自に設計した初の近代的な大型航空機」と話す。すでに機体構造の設計を終え、全面的な製造段階に入った。年内に航空機のシステムと設備の地上テストを開始し、カスタマーサービスセンターなども段階的に始動していくという。

呉氏によると、この1年間で開発経験や産業基盤、技術蓄積の不足のほか、市場競争の激化など不利な要素を克服し、C919大型旅客機プロジェクトは立案論証、フィジビリティスタディ、前期準備を終え、全面的にプロジェクト発展段階に入った。

「航空機の総体的な技術プラン、製造プラン、工程プラン、カスタマーサービスプランが確定し、飛行制御率の設計、複合材構造の設計などコア技術で初歩的な成果を遂げた。デジタルプロトタイプの設計や機体構造の生産データ処理を終え、工程シミュレーターなどの開発に成功し、投入・使用を開始。耐空性審査も全面的に行っている」と呉氏は紹介。

さらに「今年はプロジェクトの発展段階の重要な年といえる。当社は全機の詳細な設計審査、コア設計審査、直接制御率と正常制御率の初期設計審査、コア設計審査、40数種類の風洞テスト、構造強度テスト、査定計画の確定など旅客機の安全に関わる数多くの業務をこなし、試験飛行の成功と安全確保に向け基礎を打ち立てる」と語った。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年3月4日

 

 
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