北京で全国政治協商会議に出席した陳道明委員(有名俳優)は、抗日ドラマ・映画の娯楽化を批判し、自らの観点を率直に語った。
陳氏は、「私が知る限り、中国を侵略した日本軍の中で、女性が前線に立つことはなかったはずだ。しかし一部の抗日ドラマは目の保養にするため、歴史を勝手に書き換えている。これは歴史の娯楽化であるばかりか、歪曲でさえある。私たちは歴史を押し広げ説明してもよいが、歴史をねじ曲げてはならない」と話した。
陳氏は、「これは価値観の問題だ。歴史と一致しない抗日ドラマの氾濫は、青少年をミスリードする」と警鐘を鳴らした。
陳氏は、「一部の歴史ドラマは遠い過去について語られるため、柔軟的な方法で歴史を説明してもよいが、苦難に満ちた中国の近代史に限ってはそれは許されない」と主張した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年3月5日
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