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銭利華委員(第12期政協第1回会議グループ別討論会の会場) |
ロシア国防省の情報筋は2日、中ロ両軍が今年6月、ロシア太平洋艦隊と中国海軍北海艦隊による日本海のピョートル大帝湾における実装・実弾演習を検討していることを明らかにした。第12期全国政治協商会議(政協)第1回会議の対外友好グループ討論会で、中国国防部外事弁主任の銭利華少将が中国網記者のインタビューに、「中ロ両国は演習の時期や場所、両軍の参加兵力・兵器について協議中」と述べた。
銭少将によると、中ロ間の合同軍事演習はすでに制度化、常態化しており、合同軍事演習については早くから合意。両国は上海協力機構の枠組みの下でも3年に1度合同軍事演習を実施。今回の合同軍事演習について、銭少将はその計画があるとし、「現在双方の担当部門が演習に関する問題、特に演習の時期、場所、両軍の参加兵力・兵器を協議しているところ」と明かした。同演習にさらに一歩進んだ戦略的意味があるかについて、中共中央対外連絡部の于洪君副部長(全国政協委員、前駐ウズベキスタン大使)は、中国網記者のインタビューに「戦略的提携関係にある中国とロシアが定期的に行う合同軍事演習は、両軍の友好・協力を増強する重要な方式で、両国の戦略的パートナーシップを増進する重要な行動であると同時に、地域の平和と安定を共同で維持する行動であり、特定の国を念頭に置いたものではない」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年3月5日
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