第12期全人代第1回会議が5日午前9時に人民大会堂で開幕し、温家宝総理が国務院を代表して政府活動報告を行った。
温総理は過去5年間の活動を振り返り、次のように指摘した。
第11期全国人民代表大会第1回会議以降の5年間は、わが国の発展過程において極めて非凡な5年間だった。われわれは世界金融危機による深刻な衝撃に実効性ある対処をし、安定した比較的速い経済成長を維持した。国内総生産(GDP)は26兆6000億元から51兆9000億元へ増加し、世界第2位に躍り出た。財政収入は5兆1000億元から11兆7000億元へ増加。都市部の新規雇用は累計5870万人に達し、都市部の1人当たり可処分所得は年平均8.8%増加、農村部の1人当たり純収入は年平均9.9%増加した。食糧生産量は9年連続の増産を実現。重要分野の改革は新たな進展を遂げ、開放型経済は新たな水準に達した。
わが国のイノベーション型国家建設は新たな成果を得た。有人宇宙飛行、月探査プロジェクト、有人深海潜水、衛星測位システム「北斗」、スーパーコンピューター、高速鉄道などで重大なブレークスルーを遂げ、初の空母「遼寧」が就役した。北京五輪、北京パラリンピックと上海万博の開催に成功。四川大地震、青海地震、舟曲土石流災害といった深刻な自然災害への対応と災害後復興において重大な勝利を勝ち取った。わが国の社会生産力と総合国力、人民の生活水準と社会保障水準、国際的地位と国際的影響力は著しく高まった。わわれわれは第11次五カ年計画を申し分なく完成し、第12次五カ年計画を順調に実施している。社会主義経済建設、社会主義政治建設、社会主義文化建設、社会主義社会 建設、社会主義エコ文明建設は重大な進展を遂げ、中国の特色ある社会主義事業に新たな一章を書き加えた。
「人民網日本語版」 2013年3月5日
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