第12期全人代第1回会議が5日午前9時に人民大会堂で開幕し、温家宝総理が国務院を代表して政府活動報告を行った。
温総理は次のように指摘した。
2013年は第18回党大会の精神の全面的貫徹実施のスタートの年であり、第12次五カ年計画の実施においてこれまでの事業を継承し、新たな道を切り開く正念場の年であり、小康(ややゆとりのある)社会の全面的完成のために強固な土台を固める重要な年でもある。わが国の発展は依然、大いに力を発揮できる重要な戦略的チャンス期にあり、経済・社会発展は有利な条件と積極的要素を多く備えると同時に、リスクと試練も少なからず抱えている。
世界金融危機は深いレベルでの影響が顕在化し続け、世界の景気回復は不確定性と不安定性に満ちている。われわれは情勢のプラス面に目を向けて自信を揺るぎないものにすると同時に、情勢の複雑性にも目を向けて、憂患意識と緊迫感を高め、真面目にこつこつと、着実に取り組みを達成しなければならない。
今年の経済・社会発展の主要な所期目標は、国内総生産(GDP)成長率は7.5%で、発展の協調性を一段と強化する。消費者物価の上げ幅は3.5%。都市部の新規雇用は900万人以上、都市部の登録失業率は4.6%以下。都市部と農村部の1人当たり所得の実際の増加と経済成長を同時に実現し、労働報酬の増加と労働生産率の向上を同時に実現する。国際収支状況を一段と改善する。
「人民網日本語版」 2013年3月5日
|