全国人民代表大会(全人代)代表の張永義氏はこのほどメディアの取材に応じた際、中国初の空母・遼寧艦が今年遠洋試験を実施する可能性を示唆し、「空母の遠洋試験は必然的な過程だ。空母が真の意味で作戦能力を持つためには、遠洋試験の実施が必要だ」と語った。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。
遼寧艦のテスト・試験航行の総指揮者である張氏は、空母の建設状況について、「遼寧艦は現在までに計12回の試験航行を実施しており、空母プラットフォームの建設、艦載機試験拠点の建設、艦載機による空母の発着艦試験、艦載機パイロットの訓練という4大任務を順調に完了した」と紹介した。
張氏は、「今年はさらに艦載機の着艦技術の訓練を実施し、他にも将来的な作戦・訓練に必要な各種訓練を実施する。遼寧艦と艦載機がこの二つの試験を完了すると、遼寧艦はいかなる海域においても訓練を実施できるようになり、作戦任務を遂行することも可能になる」と語った。
張氏は、「このほど数回にわたって新たな艦載機パイロットを選抜し、これから艦載機の訓練に参加させていく予定だ。近い将来、中国は自国の艦載機部隊を形成し、新たな艦載機部隊を海軍に就役させる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月7日
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