全国政治協商委員会は3月7日午前9時、メディアセンター2階の多機能ホールで全国政治協商第12期全国委員会第1回会議の2回目の記者会見を行った。政協委員の厲以寧、林毅夫、陳錫文、李毅中、杜鷹、賈治邦などの各氏が「科学的発展の推進」に関する質問に答えた。
李毅中政協委員が記者会見で、中国の情報化と工業化の融合で4つの問題が存在しているとし、次のように述べた。
一つ目の問題は、幅広さと深さが足りないことである。重点業種や重点企業でのモデル事業に止まっており、全業種、全企業への普及がまだ進んでいない。二つ目の問題は、情報資源が比較的分散していること。皆独自で展開しているため、情報が共有されずに「孤島化」が進み、情報デバイドが目立つ。資源が十分に整理統合されず、重複する現象がしばしば発生している。三つ目の問題は、まだ情報化の初期段階にあるため、評価基準が設けられておらず、高いレベルの規範と制度が確立できていない。四つ目の問題は、情報産業は急速な発展を遂げているものの、国際的なレベルとはまだ一定の差があることだ。3G、4G、次世代のモノのインターネット、通信ネットワーク、通信、放送、インターネットのネットワーク融合において、中国と世界とではまだ差がある。
中国共産党第18回党大会において、「中国の特色のある新しい工業化、情報化、都市化、農業現代化の歩調をあわせた発展を促進する」という新たな観点は示されたが、統計によると、中国の一人当たりの情報関連の消費額は193米ドルだが、アメリカは3400米ドルに上り、実に17倍の差がある。これには、中国の情報関連の消費における巨大なポテンシャルポテンシが示されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月7日
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