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海外の記者が「両会」に集結

 

張雪=文

「両会」は、常に海外メディアの注目を集めている。第12期全国人民代表大会第1回会議副秘書長で大会の報道官の傅瑩氏が記者会見で明らかにしたところによると、今回登録の「両会」の記者は3000名余りで、このうち香港・マカオ・台湾地区の記者が数百人、外国人記者は1000人近くに上っている。彼女はまた、記者会見で「われわれは誠心誠意、記者のみなさんの取材に便宜を図っています」と述べた。

台湾地区の東森テレビの楊釗氏は同局の大陸部特派記者で、通常北京で仕事をしている。「両会」も何度も取材したことがあり、「両会」には非常に通じている。「今年は“期”が変わる大会で格別の注目を集めるでしょう。今年の重点は、新たな国家指導者が就任後に台湾政策に微調整を加えるかどうか、同時にスモッグ問題にも関心があります。というのも、大陸部で発生したスモッグは、2日後には台湾にやって来るからです」

米国『僑報』の薛晶氏は若い記者で、彼女の関心は「十八大」後の新しい指導者による一連の施策、特にアメリカと関係ある施策にある。「両会」でホットな話題となっている“美しい中国”“スモッグ問題”などについても同記者は非常に関心を持っていると話している。彼女によると、「両会」開幕前、『僑報』は詳細な報道計画を策定したという。適切な時期に中国の新指導者の執政の軌跡を切り口にシリーズ報道をする予定で、彼女自身もすでに河北省正定県――つまり、習近平総書記がかつて県委員会書記を務めた北方の県城を訪れ取材を行った。

香港の中国評論通信社の梁棟氏は、直接香港から北京に「両会」の取材に入った。彼は主に新しい指導者就任が台湾海峡両岸関係に及ぼす影響に関心を持っている。彼は、“習連会”(習近平氏と台湾地区の連戦氏の会談)で大陸部はこれまでの両岸政策を引き続き行うと述べたが、彼は「両会」でより両岸の未来の交流でさらなるブレークスルーがあるかどうか注目している。同時に、彼は新しい指導者の、周辺外交政策及び中米関係などの問題に非常に関心を持っている。

トルコ世界ニュース通信社のアイノル氏は、とても流ちょうな中国語で胡錦濤氏が総書記に就任した時代から「両会」を取材し続けていると、誇らしげに話した。今年彼が最も関心を持つのは経済問題、教育問題、腐敗問題、環境汚染問題、アジア太平洋地域の緊張する情勢だという。彼は、現在中国社会に存在する問題は経済発展の中で避けて通れない問題だが、中国すでに自分にふさわしい道を歩んでいると固く信じているという。

期が変わる年に、海外メディアは今年の「両会」に格別の関心を払っている。今回の取材を通じて、指導者交代後の政策、経済発展、環境汚染、中国の外交政策などが、今年「両会」で海外の記者が注目するホットな話題になっていることが分かった。

 

人民中国インターネット版 2013年3月8日

 
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