「首都の北京で国際婦人デーを過ごすことができてうれしいです。今回われわれチベット代表団には4人の女性代表がいますが、みな異なる民族、異なる業界から来ています。われわれは男性代表と共に国家のために献策を行っていますが、これはチベット女性も平等な権利を享受しているという最もよい証拠でしょう」
ゲサンチョガ代表の中国語は流暢とはいえないが、チベット女性の新たな変化や新しい姿を、皆に訴えようと懸命に努力している。
「昔のチベットでは女性の地位がとても低く、女性は男性の腰より上を見てはいけないくらいでした。今では、女性のさまざまな権益は十分に保障されており、家庭でも社会でも、ますます重要な役割を担うようになっています。多くの女性は考え方を変え、知識を学び、事業を起こし、各業界で知恵と力を発揮して、喜びと成功を得て、社会の認可と尊重を勝ち得ています。現在のチベット女性は男性と同じように活躍しているのです」
実際、ゲサンチョガ代表自身が、新時代のチベット女性の代表である。彼女の住むラサ市城関区ナチン郷タマ村は小康モデル村の一つで、彼女のリードのもと、タマ村の道路、通信などのインフラ施設は明らかに改善され、教育、医療レベルも大いに向上した。村民はみな広く明るい家に住み、清潔なメタンガスを利用することができ、さらに1500平方㍍余りの文化活動室で、体を鍛えたり、娯楽活動を楽しんだりすることができる。タマ村の村民の収入はすでに全国の農村平均レベルを超えている。
「ここ数年に得た成果は、われながら誇れるものです。また私は、努力しさえすれば、われわれの生活はもっと良くなると信じています。現在、みんな『中国の夢』のために努力しています。私は一人の普通の末端組織の一員として、手堅く真面目に自分の仕事に取り組み、皆と一緒に、さらに幸せで素晴らしい生活のために頑張りたいと思います」