10日午前の第12期全国人民代表大会第1回会議3回全体会議で、国務委員兼国務院秘書長の馬凱氏による国務院の機構改革と職能転換方案に関する説明が聴取された。国務院の機構改革と職能転換方案で、今後国家海洋局は中国海警局の名義で海洋権益維持・執法任務を遂行することが明らかになった。
これについて、全国政協委員、著名海洋地質学者、南京大学地理・海洋科学学院院長の高抒氏は中国網(チャイナネット)のインタビューに対し、「海警局の設立はとても意味があり、今回の大掛かりな改革の最大の目玉の一つである」と述べた。
高抒氏は、現在の中国の海洋管理にはいくつかの問題があると見ている。国の海洋権益が外部からの脅威を受けたとき、これまで管理措置がなかった。海警局がないため管理する人がおらず、現在はその職責を国家海洋局に任せている。今後海警局の職責を国家海洋局が担うことによって、その空白が埋められる。
高抒氏はまた、「私は科学研究を行う者であり、別の角度から、国の権益保護はやはり科学技術と経済の発展に頼る必要があると強調したい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月10日
|