ここ数日、中国のメディアなどが注目を高めている「代理出産」に関して、中国衛生部(衛生省)婦社司の責任者は12日、違法な生殖補助医療技術は根絶するという姿勢を強調した。中国では代理出産は法律で認められていない。人民日報海外版が報じた。
同責任者によると、同省は関連の機構を組織して、生殖補助医療技術管理に関する政策の研究を進めている。また、医学や法学、倫理学、社会学などの分野の関連の専門家と関係する問題について意見を交換している。ほとんどの専門家は、代理出産は法律上や倫理上の問題、さらに社会問題を引き起こし、社会の倫理秩序を乱すと考えているという。また、代理母や生まれてくる子供にも心理的障害をもたらしかねない。同部が2001年に公布した「人類補助生殖技術管理方法」では、いかなる代理出産技術の実施をも明確に禁止している。そのため、同部は引き続き関連の法律、法規、規定に基づき、生殖補助医療技術を厳しく取り締まり、代理出産などの違法な行為根絶を目指す。
「人民網日本語版」2013年3月13日
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