習近平国家主席は14日遅く、オバマ米大統領と電話会談した。
オバマ大統領は習国家主席の当選を祝福。「過去4年間、米中両国は広範で踏み込んだ協力を繰り広げた。現在米中関係は未来の方向を確立する歴史的チャンスを前にしている。中国側と共に努力して、両国元首間の交流を継続し、対話と意志疎通を強化し、引き続き努力を重ね、米中関係の正しい方向に沿った安定的で前向きな発展を促し、戦略的角逐ではなく健全な競争に基づく新しいタイプの大国間関係の構築に努めたい」と表明。「米中戦略経済対話などの枠組みを通じて意志疎通と調整を強化し、互いの懸念を解決し、両国の経済貿易関係を促進したい。米国は中国との協力を強化し、アジア太平洋地域の安全、安定、繁栄を確保することを望んでいる」と述べた。
習主席はオバマ大統領の祝福に謝意を表明。「中米は多大な利益を共有すると同時に、いくつかの溝も存在する。中国は中米関係の発展を揺るがず維持し、促す。米側と共に両国関係の大きな方向性をしっかりと把握し、相互信頼を強化し、協力を拡大し、溝を管理・コントロールし、ハイレベル交流を継続し、戦略経済対話や人的・文化交流ハイレベル協議などの枠組みをしっかりと維持し、発展させ、協力パートナーシップの構築を推し進め、新しいタイプの大国間関係の道を歩みたい」と指摘した。
中米間の経済貿易協力について習主席は「双方は対等な対話と率直で誠意ある意思疎通を堅持し、経済貿易問題の政治化を防ぎ、互恵・ウィンウィンという中米の経済貿易関係の基本構造をしっかりとしたものにしていくべきだ。これは中米両国民にとってプラスだし、世界の経済発展にもプラスだ」と指摘した。
習主席は「相互尊重、開放、包容の精神に基づきさえすれば、中米はアジア太平洋でさらに大きな働きをし、太平洋を真の太平の海、協力の海にすることが完全にできる」と強調した。
両氏は朝鮮半島情勢やサイバーセキュリティの問題についても意見交換。習主席は中国側の原則的立場をはっきりと伝えた。
「人民網日本語版」 2013年3月15日
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