3月15日午前、第12期全国人民代表大会第1回会議の第5回全体会議に出席した2900人余りの代表がここで厳粛に投票を行い、中華人民共和国の新しい総理を決定した。
9時大会が開始した。スタッフがまず中華人民共和国習近平主席の国務院総理候補者に関する指名書を読み上げる——
「『中華人民共和国憲法』第62条の規定に基づき、私は李克強を中華人民共和国国務院総理候補者に指名します。審議の上決定を願います。」
このときは荘厳な瞬間となる——
大会選挙と決定任命の方法に基づき、会場すべての全人代代表は1枚の薄紅色で国務院総理候補者が印刷された表決票を受け取る。
票への記入、投票、集計……
10時29分、大会執行主席が宣言した:李克強を中華人民共和国総理とする。
熱烈な拍手の中、李克強は会場の全人大代表に頭を下げ、代表からの信任に感謝を表した。
この時、国家主席習近平は立ち上がり李克強と温かく握手を交わしてお互いに挨拶した。その後既に総理を2期務めた温家宝が立ち上がり、李克強と温かい握手を交わし、祝福の意を表した。拍手が再び大きく響き渡る。
拍手が表すのは祝福であり、送り届けるのは期待なのだ。
会場で国内外の新聞記者はこの歴史的瞬間をレンズで記録した。
過去を顧みたら、改革開放を弛まず堅持し、危機には落ち着いて立ち向かい、全力で民生の改善に取り組んできた。
未来を展望すれば、全面的な「小康」の実現は我々を待ってくれず、堅塁の攻撃及び困難の克服は堅忍不抜であり、その職責と使命は泰山よりも重い。
習近平は人民大会堂で第1号国家主席令に署名し、李克強を中華人民共和国国務院総理に任命した。
全人大代表鐘崇武は「時間は座標のようだ。全ての苦しい努力が測り出したのは我々の国家の日進月歩で、我々の生活の着々とした上昇だ。」と述べる。
「明日に向かって我々はますます中華民族の偉大なる復興の重要な時に近づいている。夢があればそれを追いかけ、追いかける目標があることで前へ進む動力が生まれる。」と全人大代表の余楓が言う。
「改革と発展は私たちのこの時代における不変のテーマだ。」と人民大会堂から歩み出た全人大代表の何峰は言っており、彼はまた「『中国の夢』を実現する征途において、我々は新しい政府に自信に満ち溢れ、大きな期待を寄せている。」と話した。
「新華網日本語」2013年3月16日
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