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周明偉委員:他国の懸念を知ることで中国をうまく紹介できる

 

「私たちは対外交流を行う中で、自分に多く注目し、自分がいいと思うところは相手からも受け入れられ、喜ばれると思うこともあるが、そうとは限らない」。全国政協委員を務める中国外文出版発行事業局の周明偉局長は、全国政治協商会議のグループ討論で現在の国際情勢に言及し、中国メディアがどのように国外に中国を紹介すべきかについて自身の考えを述べた。

中日関係においても、中国とその他の周辺国の関係においても、メディアは「自分に多く注目し、自分がいいと思うところは相手からも受け入れられ、喜ばれる」と間違った認識を持つことがしばしばあるが、そうとは限らない。

13億人の人口を抱える大国の中国は30年の急成長を続け、その上、今後10年内に小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に構築する自信を持っている。多くの国は、中国のような巨大な国の発展が自国にとって何を意味するか、どんな影響を与えるかなど多くの懸念を持っているだろう。

私たちは、世界で最も活力を持つ経済体、世界経済の発展のけん引力として、相手に私たちの発展に参加させ、特に相手に極めて有利な条件を作り出したことは双方の利益となると思っているが、相手もそう思っているとは限らない。

たとえば、13億人の生活レベルの持続的な向上が世界の限られた資源、資金、人材にとって意味するものは何か、中国の競争力の向上が意味するものは何か、中国の生態環境における変化が意味するものは何かなど、他国が感じる圧力は非常に大きいだろう。

中国で対外交流を行う人は、他国の考えと心情をよく知るべきであり、そうすることでようやく相手の不安と懸念を理解することができる。そのため、メディアの普段の報道でこの点を把握していれば、世界にもっとうまく中国を紹介できる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月6日

 

 

 
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