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| | 黄友義委員を取材した後、黄委員は自らのお金で50元の食券を買い、私に食事をごちそうしてくれた。北京会議センターの食堂では、委員たちの食事はかなりシンプルで、10種類ほどの出来あいの料理の中から、幾つかのおかずと主食とを選ぶ形であった。食事時間も終わりに近づいていたので、選べる料理もかなり少なくなっていた。近くの食卓では食事を終えた委員たちが話をしていたが、彼らの皿には料理はまったく残されていなかった。(沈暁寧) |
| | 夏鵬代表:国は医学系大学本科卒業生の後進地区での就職を激励し、公共財政を後進地区により多く投入し、合理的に末端医療従事者の給与待遇を増やすべきです。(段非平) |
| | 譚文華代表:新興業界への参入条件をなるべく早く発表すべきで、低レベルによる建設の繰り返しや盲目的拡張を抑制し、関係部門は製品監督と検査を強化しなくてはなりません。(段非平) |
| | 無駄を避けるため、会議場ではペットボトル入りのミネラルウォーターの提供をやめ、個人に必要に応じて水か温かいお茶をサービスすることになった。(段非平) |
| | 今年は全国政治協商委員が5600件余りの提案を提出したが、その中の500件余りが資源や環境に関するもので、環境保護が政協提案の焦点の一つとなっていた。(張雪) |
| | 政協委員で著名な京劇芸術家の梅葆玖氏:私は新年に多くの日本の友人たちから年賀状を受け取りました。中日の領土争いは両国の文化界の民間交流には影響を与えませんでした。京劇、歌舞伎などの芸術形式はその国のものだけでなく、世界のものなのです。(張雪) |
| | 白岩松委員を取材した時、彼の部屋で、ホテルが委員たちのために用意した果物が毎日りんご1つで、ミネラルウォーターも小さなボトルとなり、委員たちに配る紙の資料もとても少ないのを目撃した。委員に対するコストや会の開催コストは圧縮しても、民主についてみんなで討論する時間は減っておらず、発言の内容もより率直で実際的になっている。これこそ本当の意味で勤勉・質素と実効の追求とが結びついた結果であると、白委員は語った。(沈暁寧) |
| | ここ2日ほど多くの代表の発言を聞きましたが、以前に比べてお役所的な発言や社交辞令が減り、実際的で建設的な意見や提案が多くなったように感じました。同じ会議時間でも、さらに多くの代表の考えが示されるようになりました。(段非平) |
| | 閻希軍代表:リハビリ治療学科の開設により力を入れ、リハビリに関わる人材の育成と発展計画を制定し、身体障害のリハビリ費用に対する政府の投資を増やすことを提案します。(段非平) |
| | 張兆安代表:環境保護部門と携帯電話製造業者が共同で、廃棄された古い携帯電話を回収し、回収された古い製品を指定されたリサイクル加工企業に送り、資源の再利用を図ることを提案します。(段非平) |
| | 王利平代表:西部などの後進地域で科学技術イノベーション型企業を援助・育成するという優遇政策の実施を提案しました。また、科学技術部の国家クラスの科学技術プロジェクトの申告、立ち上げの過程において、適宜その敷居を下げ、後進地区のプロジェクトを優先的に考慮することを提案しました。(段非平) |
| | 武継軍代表:国が専用資金補助という方法で、美しい農村モデル地区建設をサポートし、各種金融機関にも美しい農村モデル地区内のエコ建設プロジェクト実施業務の奨励に配慮してもらいたいと思います。(段非平) |
| | 鄭俊康代表:新型都市化の推進は、産業による支えを基礎として、農民の生活における問題をしっかり解決するのが要であり、農民が都市生活に溶け込む基本条件を作り出すために、冷静に頭を保ち、分相応に事を行わなければならない。(段非平) |
| | 邹兵代表:先進国はすぐれた人材の80%が企業に集まっているが、中国のこの割合はとても低い。現場に高い素質のある人材が欠乏していることが、企業全体のクリエーション能力のアップを阻害している。さらなる優遇政策を制定し、大学生が生産の第一線に行くことを奨励することを願っている。(段非平) |
| | 瞿佳代表:わが国は先進国の成功体験を借りて、大学や専門学校に福祉専攻を設け、高齢者サービスの専門人材の育成にさらに力を入れるべきである。(段非平) |
| | 全人代開幕3日目には、さらに多くの代表団がメディアに開放された。記者は代表らの発言を傍聴することができ、関心をもつ問題について、代表に質問することもできた。(段非平) |
| | 陳錫文委員:都市化は我が国の今後の経済発展の強大な動力だ。改革開放から30年余り、わが国の都市化の成果はとても大きく、80年代初期の都市(農村部の町も含む)人口は2億人足らずだったのが、現在では7億人を突破している。この5億人あまりの都市人口の増加が経済発展にもたらした作用はとても巨大なものであった。(張雪) |
| | 林毅夫委員:東アジアの経済発展モデルは同じである。もし彼らがこの後発の強みを利用するならば、発展の維持かつ事実上20年で毎年7.6~9.2%の成長を実現できるだろう。同じような後発という強みを利用するなら、われわれは20年間毎年8%前後の成長を維持する潜在力があるに違いないと、私は信じている。(張雪) |
| | 歴以寧委員:2013年の経済情勢は、安定の中に進歩ありだと考える。なぜなら、現在まず7%前後から8%までがすでに通常の状態とされており、今後の経済成長も過去のように二ケタ成長はありえないので、今年の7.5~8%の成長率を達成できるだろう。(張雪) |
| | コップ一杯のお茶、文書一綴り、記録用ペン。これらが代表たちの机に置かれているすべての品物である。(段非平) |