情感工具化
[感情ツール化]
喜怒哀楽の感情表現までコミュニケーションのツールになりつつある傾向。職場では笑顔で上司に向き合い、顧客に会えば、にこやかなビジネストークをできるが、家に帰ると家族とは口も利かず、そっけない態度に終始する。クラスメートや友だちには用事がなければ連絡もしない。こうした現象が示すように、現代社会では便利な電子機器に頼り過ぎるせいか、感情表現に真心がこもらず、単にコミュニケーションのツールになっている。この傾向に歯止めを掛けなければ、当人のメンタルヘルスにはもちろん、家族円満、社会融和にも影響をもたらしかねない。
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