『看天下』官邸制実施の実情
2013年11月28日
中国共産党第18期三中全会が閉会してまもなく、「官邸制（国の管理による政府職員の住宅制度）」の実施を提案した「中国特色官邸制研究」課題グループの存在が世間に知られるようになった。同グループのメンバーは、「新指導部は、官僚による住宅関連の腐敗を深く嫌悪している。なぜなら、こうした腐敗こそ政府と中国共産党の信頼を著しく傷つけるものだからだ。この提案には、官僚による住宅の不法占有を一掃する決意が表れている」と紹介した。
さらに、「官邸制」の提案は学者による呼びかけとも関係している。プロセスからすれば、「官邸制」は官僚の腐敗取り締まりにおける新たな段階への第一歩と見てよいのかもしれない。その背後で、官僚の公務における支出の透明化が求められるからだ。
人民中国インターネット版 2013年12月