『南方人物週刊』故郷を助ける
2014年1月20日
過去20年間、中国の都市化過程は疾風のごとく推進され、資源は改めて再分配され、故郷に天地がひっくり返るような変化が生じるのを誰もが目にしてきた。しかし農村出身者の大部分は、土地を失った一方で都市には受け入れられず、都市と農村の間をさまよわざるを得ないのだ。これらの疎外されたグループに対して、誰が関心を示すのか？ 農村の建設をいかに推し進めるべきか？ 都市部と農村部の格差をいかに是正し、社会発展の成果をすべての人々と共に分かち合うことができるのか？
一部の人たちは故郷を助けたいという気持ちと行動で表わし、地道に故郷の現状を変え、本来の故郷の姿が脈々と受け継がれるように注力している。例えば、不動産業で成功を収めた潘石屹氏は故郷である甘粛省天水のリンゴ販売を支援しており、芸術家の馮驥才氏は直筆の絵を売って得た売上金を、馮氏一族の郷里である浙江省寧波市政府に寄付し、唐代の詩人・賀知章の祠堂を修繕する事業を援助した。
人民中国インターネット版 2014年2月