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『環球人物』民生問題の試練に直面する官僚たち

 

 

2014年3月6日

多数のメディアが実施したアンケート調査によると、今年の「両会」で、一般市民が最も関心を寄せている民生問題は、スモッグ対策、住宅の保証、教育の平等、医療改革と年金保険制度の一本化などだ。スモッグ対策は、一部の省や市の努力だけでは不十分であり、全国で一斉に取り組むことによって初めて効果が上がるものだ。「住宅購入制限」はやむを得ない政策だと言える。なぜなら、全国レベルで個人の住宅情報の統計を取るのは非常に難しいからだ。義務教育の公平と質を向上させるには、学校全体の均衡的な発展を実現させなければならない。有名な大病院による優れた医療資源の独占が、「相対的な受診難」をもたらしている。年金保険制度改革において最も困難な点は、政府部門や公的事業体の年金保険制度を一般企業の制度と一本化することだ。これら5つの民生問題はいずれも、環境保護部(部は日本の省に相当)、住宅・都市農村建設部、教育部、国家衛生・計画生育委員会と人力資源・社会保障部の官僚たちに試練をもたらしている。

 

人民中国インターネット版 2014年3月

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