『直面中国土地問題』
劉守英 著
中国の土地制度改革は、これまでずっと熱い注目を浴びると同時に数多くの議論を巻き起こしており、共通認識に至るのが容易ではない事項だ。本書の作者である劉守英氏は国務院発展研究センターの農村部副部長で、中国土地問題の権威的な学者として知られている。本書は実地による調査研究を通じて、中国の土地制度と土地収用制度の歴史や特徴、問題についてまとめ、中国の土地財政と土地の分譲による収益や都市化と土地制度改革の関係について分析している。また土地制度改革の構想と推進の道について探求すると同時に土地制度改革のモデル地区を幾つか紹介しており、現在中国における土地改革の政策と進路を理解する上で大いに助けとなる一冊だ。(中国発展出版社 2014年6月 55元)
人民中国インターネット版 2014年8月