『中国、被遺忘的盟友』
ラナ・ミッター(英)著 蒋永強 訳
この数十年来、欧米の歴史学界において、「第2次世界大戦」は米・英・ロ3カ国を筆頭とする国々による反ファシズム戦争だという認識がある。アジアで日本と戦った中国はさまざまな原因で忘れ去られている。本書は、新たに公開された極秘文書に基づき、1937年から1945年までの間に中国の戦場で生じた史実を紹介しており、反ファシズム戦争に貢献した中国の姿を振り返っている。出版されてから間もなく、欧米諸国で大きな反響を引き起こした本書を通じて現在、中日関係がなぜ緊張を繰り返すのかという歴史的原因を理解することができる。(新星出版社 2014年7月 49.8元)
人民中国インターネット版 2014年10月