攒人品
[運気を高める]
他人に便宜を図ったり手助けをすることで、不運に遭遇する確率を下げようとすること。本来「人品」とは人柄や風采のことだが、大学生の間では「運」の意味で使われる。例えばある学生のパソコンだけがなぜかインターネットにつながらないといったついていないことが起こると、「人品が悪い」と言われるのだ。各大学の学生BBS(ネット掲示板)には、期末試験前になると質問に熱心に答えるなど善行を積んで「運気を高める」ためのスレッドが多数立ち上がる。他人に親切にすれば自分の試験も順調に行くという一種の「迷信」だが、それでも心の慰めになり、試験の緊張を和らげる効果がある。他には、他人に道を教えたり、電車やバスで席を譲ったり、慈善活動に寄付したり、他人と就職の経験を分かち合ったりするやり方もあるという。
人民中国インターネット版 2016年4月